鉢植えにしたアガベを何年もそのまま栽培していませんか?
何年も植替えをしないままでは、アガベはどんどん元気がなくなっていきます。
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実はアガベの根の生育は旺盛です。
何年もそのままにしておくと、根は鉢に中でビッシリです!
写真からでもわかるとおり、褐色に変色した根は枯れてしまっているので水を吸うことありません。
つまり不要な根です。
そんな状態のままでは、アガベの元気がなくなるのは当然です。
- アガベの健康を維持したい方
- アガベの株を大きくしたい方
1年に1回の割合で、鉢の植替えが必要です。
そこで今回は、アガベを植えている鉢の植替えタイミング及びやり方について詳しく紹介します。
まだ、アガベの鉢を植替えをしたことがない方は、これを見て鉢の植替えをチャレンジしてみてください。
この記事からわかること
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アガベの健康を維持するには、根の手入れは必要だよ
鉢替えの理由
アガベの鉢を植えかえる理由は、『アガベの健康を保つため』と『土のリフレッシュ』です。
アガベの健康を保つため
アガベの根の生育は旺盛です。
長年、鉢の植替えもせず、そのまま栽培していたら、根は鉢の中でビッシリになっているはずです。
その状態が続くと
根は呼吸ができない状態になり、やがれ枯れて養分や水分を吸うことができなくなります。
さらにそのまま放置すると
水やりをしても水の流れが阻害され、水が鉢全体に行き渡りません。
枯れて邪魔になった根は早めに取り除き、株の代謝を促して、元気にしていきます。
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邪魔になった根は取り除きます
土のリフレッシュ
アガベは水はけの良い土を使います。
その中でも『赤玉土』や『鹿沼土』は頻繁に使用されています。
実はこれからの土にも寿命があるんです。
土は水やり等により、少しづつ土の構造が崩れ、排水性や通気性が悪くなっていきます。
一般的には、使用から1~2年が寿命です。
そのため、定期的に土を交換しなければ、水はけを維持することができないです。
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土は定期的に交換しよう
鉢替えのタイミング
1年に1回の割合で、鉢の植替えが必要です。
タイミングは春が最適です。
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なんで春がいいの?
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それは、暖かくなると根の生育が活発になるからだよ。
鉢替えの方法
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アガベによっては、葉がノコギリ状や先端がとがっているので、ケガをしないように手袋を着用してから作業を始めてください。
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ケガしないように手袋は着用してね
作業は次の段取りで進めます
- 株を鉢から取り出す
- 古い土を取り除く
- 傷んだ根や葉を取り除く
- 日陰で傷口を乾燥させる
- 新しい鉢に植え替える
準備する
- 新しい鉢(古い鉢より一回り大きい)
- 土(ゴロ石、培養土)
- 新聞紙
- スコップ
- ハサミ
新しい鉢を準備する時、一回り大きな鉢を準備します。
もし、株を大きくしたくない場合は、同じ大きさの鉢でも問題ありません。
準備ができたら新聞を広げてから作業を始めます。
株を鉢から取り出す
根が鉢全体に回っていると取り出しづらいです。
そんな時は、鉢の側面を押して鉢の中の根をはく離させ、取り出しやすくします。
もし陶磁器の鉢の場合は、土と鉢の間にスコップを何カ所か差し入れると、取り出しやすくなります。
取り出す際は、新聞紙を広げ、株を優しく引き抜きます。
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古い土を取り除く
手で根をほぐし、古い土は全て取り除きます。
古い土は再利用しないので処分します。
傷んだ根や葉を取り除く
白く元気な根だけを残します。
褐色に変色した根は、枯れている状態です。不要なのでハサミで切り落とします。
長い過ぎる根は切りそろえると新しい鉢に植えやすくなります。
また、黄色く変色した葉も取り除きます。
日陰で傷口を乾燥させる
株をきれいに整えたら、傷口を乾燥させるため、日陰で2~3日の間、置いておきます。
新しい鉢に植え替える
新しい鉢に『ゴロ石』、『培養土』を入れてからきれいに整えた『株』を入れます。
株の位置が決まったら、培養土を追加して高さを整えます。
培養土の高さは、鉢の縁から5mmほど下になるようにします。
たっぷりと水やりをしたら作業終了です。
まとめ
- 植替えタイミング
- 1年に1回の割合で、時期は春が最適
- 植替えのやり方
- 株を鉢から取り出す
- 古い土を取り除く
- 傷んだ根や葉を取り除く
- 日陰で傷口を乾燥させる
- 新しい鉢に植え替える
最後まで記事を読んでくれてありがとう!
今回はアガベを植えている鉢の植替えタイミング及びやり方について紹介しました。
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暖かくなってきたら、ぜひチャレンジしてみてください。