キダチアロエを室内で育ててみませんか?
アロエを水耕栽培にすると、室内で育てることができます。
しかも水耕栽培で発根させた後、そのまま水耕栽培で育て続けることができるんです。


え!?
アロエが根腐れしないの?

しっかりと管理できれば水耕栽培は可能だよ
そこで今回は、キダチアロエの大株から挿し木を切り取って、水耕栽培で発根させたのち、そのまま水耕栽培で育てる方法を説明します。
アロエをおしゃれな容器に入れて、室内の観葉植物として育ててみませんか?
わかりやすく説明しますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
この記事からわかること
キダチアロエとは
キダチアロエは、アロエ属に属する多肉植物の一種で、南アフリカ原産です。その名の通り、木のように立ち上がって成長する特徴を持ち、高さは1〜3メートルほどになります。葉は肉厚で縁にトゲがあり、冬から春にかけて鮮やかな赤橙色の花を咲かせます。
日本では、キダチアロエは一般的に地植えや鉢植えで栽培している方が多く、その場合は結構な大きさになりますが、水耕栽培で育てるとそんなに大きくなりません。
大きさをコントロールできる点も水耕栽培で育てるメリットかもしれません。
またアロエは差し木でも発根しやすく、比較的簡単に水耕栽培を始めることができ、初心者の方にもおすすめです。
準備するもの
- キダチアロエの挿し木
- 容器(ペットボトル)
- メネデール
水耕栽培の始め方
キダチアロエの大株から挿し木を切り取る

挿し木を切り取る際は次を注意してください。
- 切り取る前にナイフを消毒
- 健康で肉厚な葉
- 茎がついている葉
切り取る際はナイフをしっかりと消毒しましょう。理由はもちろん病原菌の感染予防です。
熱湯やアルコールなどを使って刃物についた細菌類を消毒します。
消毒が終われば、さっそく挿し木を切り取ります。
挿し木にするのは、病気や傷がなく厚みのある葉を選びましょう。健康な葉は栄養を十分に蓄えており、発根しやすいです。
あまり若すぎる葉より、ある程度成長した葉を選ぶのが理想的です。発根力が強く、水耕栽培でも安定して成長します。
また、葉だけでなく、5cmほど茎がついくように切り取ります。
葉だけでなく、茎がついた挿し木の方は、発根がスムーズに進みます。茎は根を出すための重要な部分です。
切り取ったアロエの断面をしっかり乾燥


切り取ったアロエは、断面をしっかりと乾燥させます。
乾燥させる理由は、雑菌や病原菌の侵入による感染を予防するためです。
乾燥が不十分のまま水耕栽培を始めると枯れてしまう可能性があります。
容器に入れる
まずは容器に入れる水溶液を準備します。
挿し木の発根を促進するメネデールを100倍に希釈して使用します。
希釈は、水1リットルにキャップ1杯(10mリットル)を加え、よく混ぜます

容器に『アロエ』と『水溶液』を入れたらほぼ完了です。

今回はペットボトルを使用していますが、ガラス素材の容器がおススメです。
ガラス容器は、発根の様子を観察しやすく、インテリアとしても無骨にならず置く場所に困ることはありません。

僕はダイソーのスクエア型のガラス容器を使ってるよ


わざわざ買わなくても、使い終わったビン容器を再利用してもいいと思うよ

明るい場所で栽培

アロエは明るい場所を好みます。ただし、まだ発根してアロエは日光が直接当たらないように注意してください。
日光が直接当たらない明るい窓辺が理想です。
水は定期的に交換します。
季節によって交換タイミングが異なるので注意してください。水を交換しないと細菌が増殖し、水が腐ってアロエが枯れてしまいます。
- 春:4~5日
- 夏:2~3日
- 冬:1週間
定期的に水を交換を続けていると約10日~15日ほどで発根してきます。
発根を発見すると、メッチャうれしいですよね。
写真のアロエは3月末に始め、12日で発根しました。


今回は3月に水耕栽培を始めましたが、多肉植物は旺盛に生育する時期に始めるのが良いとされています。
ちなみに・・・アロエは『夏タイプ』の多肉植物なので、5月~9月中旬が最も理想的とされています。
そのまま水耕栽培を続ける
アロエのような多肉植物はそのまま水耕栽培で育てることができます。お気に入りの容器に入れて育ててみてください。
- 水の位置:根元が水面に軽く触れる程度に調整します。水位が高すぎると根腐れの原因になるため、適切な水位を保つことが重要です。
- 水の交換:水は清潔を保つため定期的に交換します。特に夏場は水が腐りやすいので注意が必要です。水交換時には容器を軽く洗浄し、雑菌の繁殖を防ぎます。
- 明るい場所に置く:アロエは日光を好むため、明るい間接光が当たる場所に置きましょう。ただし、直射日光は葉焼けを引き起こす可能性があるため避けます。冬場は室内の暖かい場所に移動させ、寒さから守ります。
- 液肥を与える:2週間に一度の割合で液肥を与えます。液肥は水耕栽培では一般的に使用されているハイポニカ液体肥料をおススメします。
まとめ
- 差し木のため切り取ったアロエはしっかりと乾燥させる。
- 準備した容器にメネデール100倍の希釈液と乾燥させたアロエを入れる。
- アロエを明るい窓辺に置き、定期的に水を替えていると10日ほどで発根する。
- 発根してもそのまま水耕栽培で育てることができるので、定期的な水換えと液肥を続ける。
最後まで記事を読んでくれてありがとう!
今回は、キダチアロエの大株から挿し木を切り取って、水耕栽培で発根させたのち、そのまま水耕栽培で育てる方法を説明しました。
他のアロエも同じように水耕栽培ができるはずです。
ぜひ試してみてください。

サボテンも水耕栽培できるよ