有機農法は家庭菜園に向いている農法なのをご存じですか?
有機農法は環境に優しく、健康的な食材を提供するための農業方法として注目されていますが、それを家庭菜園で実現してみたいと思いませんか?
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有機農法がいいのはわかるけど、家庭菜園でやるのはめんどくさそう。
手っ取り早く肥料使った方が野菜も早く大きく育つんじゃないの?
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確かにそういった部分もあるけど、
有機農法だってたくさんいい面があるんだよ。
私は、はじめて有機農法を取り組んだ時は、挫折しまいました。
挫折した原因は、有機農法の知識と理解が浅かったことです。野菜の成長不良が続き、作業の大変さばかりに意識が向いてしまい、結果的にやめてしまいました。
しかし、知識と経験を重ね、改めてチェレンジしたことで有機農法の良さを身に染みて感じています。
みなさんにも有機農法の良さを伝えたくて記事を書きました。
少しでも理解してもらえると嬉しいです。
この記事は次のような方に向けて書いています。
有機農法と慣行農法との違いって何?
有機農法
有機農法では、化学肥料や農薬を使用せず、自然の力を活かして作物を育てる農業方法です。
土壌の健康を保ち、生態系のバランスを尊重することで、長期的に持続できる農業を重視しています。
慣行農法
慣行農法では、化学肥料や農薬を使用して作物の成長を促進し、短期的な収量を重視しています。
どちらが良くて、どちらが悪いという話ではなく、自分の土地と作物の作り方にあった方法を選ぶ
家庭菜園で有機農法の実現可能性
家庭菜園では少量多品目が基本となります。
そうなると畑は、一品目の大量栽培よりも多品目の少数栽培となり、より自然に近い形になります。
そうすることで農薬を使わずに個々の作物の特性を生かして病害虫を少なくすることができるようになります。
つまり、しっかり有機農法の知識を身に付けることができれば、家庭菜園向きの農法と言えます。
必要な知識としては、次のとおりです。
- 土づくり
- コンパニオン植物を利用した害虫対策
- 輪作など
有機農法は家庭菜園的な作り方が向いている。ただし、しっかりとした知識が必要
有機農法の家庭菜園で作物を育てる利点
有機農法の家庭菜園で育てた野菜は、慣行農法の野菜に比べて、主に「食味と鮮度」、「安全性」、「栄養価」の面で優れていると言われています。
食味と鮮度
有機農法の作物は味に甘味があります。生で食べてもらえると違いがわかるはずです。
また鮮度は食味と密接に関係するため、家庭菜園であれば鮮度抜群の野菜を毎日食べることができます。
トウモロコシは採ってから1日経過すると甘味が半減します
安全性
誰がなんと言おうが、自分で栽培した野菜なので疑いようがなく、安全です。
ただし、肥料を大量に与えすぎると作物中に体に害があるとされる硝酸態チッ素※が残留するので注意してください。
硝酸態チッ素を高濃度で摂取し続けるとメトヘモグロビン血症(青色症)により、頭痛、めまいや疲労感を伴う可能性があると言われています。
栄養価
有機農法の作物は、慣行農法よりビタミンやミネラルが豊富です。
”旬のものを味う”
旬の野菜には、その時期に合わせたビタミンやミネラルが豊富に含まれています。
例えば・・・
夏が旬の果菜類(ナス、トマト、ピーマン)は、体を冷やす働きがあり、冬が旬の根菜類(大根、にんじん、ゴボウ)は体を温める働きがあります。
有機農法で栽培した旬の野菜から一層の味わいと栄養素を享受できるようになります。
家庭菜園で有機農法を始める前に確認する4項目
①日当たりが良い場所を選ぶ
野菜は日光を好みます。日当たりが悪い場所では栽培を避け、最低でも半日以上、日光が当たる場所を探してください。
狭い面積でいくつかの作物を栽培する場合は、配置に気を付けてください。
例えば最も南側に丈の高い作物を植えてしまうと、その他の作物に日光が当たらなくなるので注意してください。
②水はけのよい場所を選ぶ
コケや水たまりができるところは、水はけが悪い場所なので避けてください。もし避けられない場合は土づくりをしっかりと行い、高畝(たかうね)を立てて対処してください。
③風とおしの良い場所を選ぶ
野菜は風通しの良い場所で栽培します。
ただし、強い風が吹き抜ける場所は茎や葉を傷めることがあるので避けるようにしてください。
④夜間照明に注意
常に夜間照明が当たる場所は注意が必要です。
夜間照明の光は、作物の生育に影響します。ホウレンソウなどのように葉が十分に大きくなる前に「とう立※」してしまうものがあります。
※「とう立」は、作物が花を咲かせるために茎が急激に伸びる現象
住宅地の夜間照明、自宅内の門灯や玄関灯のほか、ガーデンライトなどがありますので、よく確認してください。
まとめ
家庭菜園を始める前に確認する4項目
- 日当たり
- 水はけ
- 風通し
- 夜間照明
最後まで記事を読んでくれてありがとう!
こうすれば大丈夫という決まった方法があるわけではありません。自分の家庭菜園と作物にピッタリとあった方法を体験から学んでいくことが大切です。
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はじめは失敗するかもしれないけど、
あきらめないで頑張って続けてね
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