二ホンミツバチの巣箱をどこに置くかは重要です!!
分蜂時期の3月から4月に合わせて、購入又は製作した巣箱をどこに置くか、迷いませんか?
私は過去何度も、さんざん迷って置いた巣箱にミツバチが来訪してくれず、寂しい思いをしたことがあります。その反動で狙い通り来てくれた時は、歓喜のあまり一人ガッツポーズをしてしまいます。
そこで、自分の経験に加えて、改めて書籍や論文などを見直して『最適置き場』を6つのポイントにまとめみました。
この記事は次のような方々に向けて作成しています。
最適な置き場所
改めてになりますが、巣箱を置き場所は大変重要です。
野生の二ホンミツバチは、短い分蜂期間に合わせて飛来する探索バチが、巣箱を気に入ってくれなければ、決して住んでくれません。
設置場所を誤ると探索バチに気に入ってもらえず、せっかく巣箱を置いても入居してくれないと寂しいですよね。
そうならないためにも二ホンミツバチにとって快適な環境はどこか、あらかじめ知識を蓄えておくことは大切です。その知識を理解したうえで、周辺を見て回り、最適な置き場を考えましょう。
人通りが少ない場所
二ホンミツバチは騒音に敏感です。静かな場所に設置します。幹線道路のような交通量の多い場所も避けた方いいでしょう。
日当たりが良く、東か南に開けた場所
二ホンミツバチは日光を好むため、日当たりの良い場所に巣箱を設置することが望ましい。特に、午前中に日が当たる場所が理想的です。
【夏】は直射日光が強すぎない場所
巣箱内の温度が上がりすぎて二ホンミツバチにとって過酷な環境となります。適度な日陰がある場所を選びましょう。落葉樹木の近くであれば、夏季は葉で適度に日陰ができ、温度上昇が抑制できます。
【冬】は適度な日当たりを確保できる場所
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風通しが良い場所
巣箱内の湿気を防ぐ。
湿気がこもらず、風通しの良い場所を選ぶようにしましょう。ただし、風が強すぎる場所は避けてください。
・湿気が多い場所は、巣箱内にカビが発生し、二ホンミツバチの健康に悪影響を及ぼします。湿気がこもらない場所を選びましょう。
・巣箱は地面に直接置かず、コンクリートブロックなどの土台の上に置くことで湿気を防ぎましょう。
蜜源が多い場所
巣箱の近くに蜜源があれば、ミツバチの負担が減るため、置き場として適しています。
補足情報:ニホンミツバチの分蜂群は梅、桃、桜、柿、松などの木の幹を好む性質があります。
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煙が発生しない場所
ニホンミツバチに限らず、多くの昆虫は煙が多い場所を忌避します。
せっかくミツバチが巣箱に住みついてくれても逃げ出す事態に発展するかもしれません。頻繁に煙が発生する場所は避けた方が無難です。
農薬が使われない場所
農薬はミツバチにとって有害です。農薬の影響を受けない場所を選びましょう。
畑が多い場所は、時期によって一帯で散布されることがありますのでご注意ください。
まとめ
- 人通りが少ない場所
- 日当たりが良く、東か南に開けた場所
- 風通しが良い場所
- 蜜源が多い場所
- 煙が発生しない場所
- 農薬が使われない場所
最後まで記事を読んでくれてありがとう!
いかがだったでしょうか?
言われてみれば、当たり前のことばかりではなかったでしょうか?
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6つのポイントを念頭に周辺を探してみてください。
参考文献
- 養蜂大全(松本 文男著)
- 我が家にミツバチがやってきた(久志 富士男著)
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