ピーマンを元気に栽培したい方に朗報です!
おススメする植物を一緒に植えるだけで、ピーマンに発生する病害虫を驚くほど簡単に予防でき、元気に栽培することができるんです。

近くに植えると良い効果を発揮してくれる植物がある一方で、悪い効果が出てしまう植物もあるんです。
ナス科の野菜であるピーマンは、近くに同じナス科であるトマト、ナスなどと一緒に植えると同じ病害虫の被害を受けやすくなります。
特に限られたスペースの家庭菜園では、近くに何を植えるかはしっかりと考えないといけません。
発生した病害虫による被害が拡大なんてことになります。
そこで今回は、ピーマンを元気に育てるため、一緒に植えた方がいいいコンパニオンプランツを紹介したいと思います。
- ピーマンの病害虫を予防したい
- あまり農薬は使いたくない
このように思っている方には、ぜひ試してください!
これから紹介するコンパニオンプランツは、一緒に植えるだけで簡単にピーマンを元気に栽培できます。
この記事からわかること

最後までご覧ください
コンパニオンプランツ3選
ニラ(ヒガンバナ科) 病気予防+虫よけ効果

まずは『ニラ』です!
ニラはナス科の野菜にとっては、定番のコンパニオンプランツですよね。
- ピーマンの病気予防
- 虫よけ効果
ニラの根には拮抗菌が共生していて、その菌が分泌する抗生物質の働きで土が消毒され、ピーマンの病気予防になります。
また、ニラの葉に含まれる強い香りは、虫よけ効果があります。
ピーマンと同じ植え穴に植え、お互いの根が絡むように栽培する
ニラは、ピーマンと一緒に収穫してもいいですが、ピーマン収穫後に別の場所に移植すれば、翌年も利用できます。
つるなしインゲン(マメ科) 生育促進

次は『つるなしインゲン』です!
- 生育促進
つるなしインゲンインゲンが作る豊かな土でピーマンが元気に育ちます。
つるなしインゲンなどのマメ科の作物には、根に共生している根粒菌の働きで土を豊かにするので、ピーマンの生育を促進してくれます。
また、ピーマンの背丈と同じくらいなので、日照を遮ることがなく、一緒に植える野菜としては最適です。
ピーマンの植穴とは30cmほど離して植える
※近くに植えすぎるとお互いに日照を遮るので注意してください。
『つるなしインゲン』を栽培する時は、注意してください!!
実は、センチュウに狙われやす野菜なんです。
どんな場所でも生育する『つるなしインゲン』は、栽培される方も多いと思います。
でも・・・・
- ネブコブセンチュウ
- ネグサレセンチュウ
- シストセンチュウ
これらセンチュウ被害がすでに出ている畑でインゲンを栽培すると、他の野菜にも被害が拡大してしまいます。
インゲンを植える時は、センチュウ被害が出ていないか、確認してください。
特に家庭菜園のシェア畑では注意が必要です。
すでにセンチュウがいる畑では栽培NG(被害が拡大)
マリーゴールド(キク科) 病害虫予防・虫よけ効果

そして最後は『マリーゴールド』です。
センチュウ対策として有名な植物ですよね。
- 病害虫の予防
- 虫よけ効果
ピーマンのほか、他の野菜に対しても効果がある秀逸な植物です。
マリーゴールドの根から分泌する化学物質が、センチュウに対して毒性を持ち、センチュウの繁殖を抑制するため、ピーマンはセンチュウの被害を受けにくくなります。
また、マリーゴールドの花の香りに含まれる成分は、アブラムシなどの虫よけ効果があります。
畝(うね)と畝の間の通路に植え、栽培後は畑にすき込み、緑肥として活用
とてもきれいな花を咲かせるマリーゴールドですが・・・
ちょっと香りが苦手という方もおられます。
そんな方に花が咲かないマリーゴールドがあるんです。
サカタのタネが開発したマリーゴールドの別種「エバーグリーン」です。
タキイ種苗HPでは、三浦半島のダイコン作付け前に使用してセンチュウ被害を抑制した事例が紹介されています。
ピーマン栽培のポイント
ピーマンはナス科の仲間なので、トウガラシやシシトウでも同じコンパニオンプランツで応用できます。
- 植付け:5月
- 収穫時期:7月~9月ごろ
ピーマンはナス科の野菜の中でも最も高温を好み、寒さに弱い野菜です。植付け時期の気温が18℃未満にならないよう注意してください。
まとめ
- ニラ(病気予防・虫よけ効果)
- つるなしインゲン(生育促進)
- マリーゴールド(病害虫の予防・虫よけ効果)
最後まで読んでくれてありがとう!
『ピーマンが元気に育つコンパニオンプランツ3選』はいかがだったでしょうか。
紹介したコンパニオンプランツは、どれも簡単にタネや苗を入手できるので、すぐに実践できると思います。
もちろんプランター栽培でも効果があります。

ぜひ試してみて