ピーマンのコンパニオンプランツは何を考えていますか?
家庭菜園では、間違った組合せで植えると生育不良になったり、病害虫による被害が拡大なんてことがあります。
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今回の記事では、ピーマンが元気に育つためのコンパニオンプランツとその効果について紹介したいと思います。
- ピーマン × ニラ
- ピーマン × つるなしインゲン
- ピーマン × マリーゴールド
この記事からわかること
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最後までご覧ください
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コンパニオンプランツ3選
ニラ(ヒガンバナ科)・病気予防+虫よけ効果
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ニラはナス科の野菜にとっては、定番のコンパニオンプランツです。
ピーマンと同じ植え穴に植え、根を絡ませるように栽培します。
ニラは、ピーマン収穫後に別の場所に移植すれば、翌年も利用できます。
【ピーマンの病気予防】
ニラの根には拮抗菌が共生しており、その菌が分泌する抗生物質の働きで土が消毒され、ピーマンの病気予防になります。
【虫よけ効果】
ニラの葉に含まれる強い香りは、虫よけ効果があります。
- ピーマンの病気予防
- 虫よけ効果
つるなしインゲン(マメ科)・生育促進
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つるなしインゲンはピーマンの背丈と同じくらいなので、日照を遮ることがなく、一緒に植える野菜としては最適です。
ピーマンの植穴とは30cmほど離して植えます。
【生育促進】
マメ科の根に共生している根粒菌の働きで土を豊かにします。
インゲンが作る豊かな土でピーマンが元気に育ちます。
- 生育促進
※インゲンを栽培する時は注意!!
インゲンはどんな場所でも生育するので栽培が簡単な野菜です。
多くの野菜と混植できるため、栽培される方も多いと思います。
でも実は、センチュウに狙われやす野菜なんです。
- ネブコブセンチュウ
- ネグサレセンチュウ
- シストセンチュウ
これらセンチュウ被害が出ている畑でインゲンを栽培すると被害が拡大します。
インゲンを植える時は、センチュウ被害が出ていないか、確認してください
センチュウがいる畑では栽培NG(菜園の被害が拡大)
マリーゴールド(キク科)病害虫予防・虫よけ効果
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マリーゴールドのセンチュウ対策は有名ですね。
ピーマンに対しても効果があります。
マリーゴールは畝(うね)と畝の間の通路に植え、栽培後は畑にすき込み、緑肥として活用します。
【病害虫の予防】
マリーゴールドの根から分泌する化学物質が、センチュウに対して毒性を持ち、センチュウの繁殖を抑制します。
そのため、混植するピーマンはセンチュウの被害を受けにくくなります。
【虫よけ効果】
マリーゴールドの花の香りに含まれる成分は、アブラムシなどの虫よけ効果があります。
- 病害虫の予防
- 虫よけ効果
マリーゴールドの花の香が苦手の方もおられので、そんな方には花が咲かないマリーゴールドがおススメします。
サカタのタネが開発したマリーゴールドの別種「エバーグリーン」です。
タキイ種苗HPでは、三浦半島のダイコン作付け前に使用した事例を紹介しています。
ピーマン栽培のポイント
ピーマンはトウガラシ科の仲間なので、トウガラシやシシトウでも同じコンパニオンプランツで応用できます。
- 植付け:5月
- 収穫時期:7月~9月ごろ
ピーマンは寒さに弱い!
ピーマンはナス科の野菜の中でも最も高温を好む野菜です。
植付け時期の気温が18℃未満にならないよう注意してください。
まとめ
- ニラ(病気予防・虫よけ効果)
- つるなしインゲン(生育促進)
- マリーゴールド(病害虫の予防・虫よけ効果)
最後まで記事を読んでくれてありがとう!
いかがだったでしょうか。
今回はピーマンが良く育つコンパニオンプランツ3選を紹介しました。
これでコンパニオンプランツ選びに悩むことなく、ピーマンが栽培ができると思います。
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ぜひ活用してください。