トマト栽培後、何を栽培するか決まっていますか?
毎年、トマトの後作として植える秋野菜は悩みどころですよね。
そんな方には『チンゲンサイ』はいかがでしょうか?

チンゲンサイのようなアブラナ科の野菜は、ネキリムシというヤガ科の幼虫による食害を受けやすい野菜です。
ネキリムシ対策は頭が痛いです。
チンゲンサイの食害を減らすには、どうすればいいのか?
実はトマト栽培後にネキリムシの被害を受けやすいチンゲンサイなどのアブラナ科の野菜を植えるんです。
これで、チンゲンサイをネキリムシによる食害から守ることができます。
今回の記事では、なぜトマト栽培後の畑がネキリムシ予防になるのか?詳しく紹介したいと思います。
この記事からわかること

最後まで記事を読んでね
トマト栽培後の畑がネキリムシ予防になる理由
チンゲンサイは、カブラヤガなどの蛾の幼虫であるネキリムシによって茎葉の食害を受けやすい野菜です。
ネキリムシによる食害は、チンゲンサイの他にもアブラナ科の野菜(キャベツ、ハクサイ、ダイコンなど)に被害をあたえることで知られています。

※タマナヤガ,オオカブラヤガ,センモンヤガなどのヤガ科の幼虫は一括してネキリムシ類と呼ばれ、植物体上で茎葉を食害するが、日中は地中に潜入し、夜間は地際部の茎を食害する。
しかも、このネキリムシは、昼間は地中に潜るので、なかなか見つけられない厄介な害虫です。

捕殺で駆除しようにも
見つけられない!

そうなんだ。日中は土に潜るから簡単に見つからないよ
そんなネキリムシですが、実はトマトにはあまり産卵しないんです!
一説によるとトマトが発する「アレロパシー(他感作用)」の影響により株元付近に雑草が生えづらくなり、カブラガヤが産卵できなくなるようです。
結果的にカブラガヤが産卵が抑えられるので、後作する野菜の食害を軽減できるんです。
チンゲンサイの栽培ポイント
- チンゲンサイは、9月上旬~下旬に種まき、株元が膨らんで厚みが出る60日くらいで収穫
- トマトは秋まで育つことのない品種を選ぶ(大玉トマトなど)
- チンゲンサイの種まきが早すぎると、モンシロチョウやコナガの幼虫の食害を受ける。
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まとめ
トマト栽培でカブラガヤの産卵を抑えられ、後作のチンゲンサイでネキリムシによる食害が軽減
最後まで記事を読んでくれてありがとう!
今回はなぜトマト栽培後の畑がネキリムシ予防になる理由について紹介しました。
農薬を使用しない方法なので、無農薬で栽培されている方にはおススメの方法です。
記事ではチンゲンサイをおススメしましたが、他のアブラナ科(コマツナ、ミズナ、カブなど)でも応用ができるので、ぜひ試してみてください。