素敵です!ベランダで作った新鮮な野菜を食べれるなんて!
プランター栽培なら庭がなくてもベランダで家庭菜園ができます。
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家庭菜園では『野菜作りは土から』と言われますが、土づくりは結構、面倒くさいです。
プランター栽培なら市販されている培養土を利用して手軽に始められるのが魅力です。
私は夏場になるとゴーヤやキュウリなどのつる性の野菜を育てています。
ネットを張ってグリーンカーテンとして日除けになるし、収穫も楽しめ一挙両得です。
この記事では、プランター栽培におススメな野菜や失敗しないためのポイントなどを解説したいと思います。
この記事を読んで欲しい方
土づくりやグリーンカーテンに興味がある方は、過去記事もあわせてご覧ください ・土づくりから始める有機農法。『たい肥』×『有機質肥料』で美味しい野菜を作ろう ・DAISO園芸グッズで本格的なグリーンカーテン
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プランター栽培におススメな野菜
育て方や用途に合わせたおススメの野菜を紹介したいと思います。
ナス、トマト、ピーマン
いづれの野菜も約3~4ヵ月もの間、次々に実をつけるので長期間にわたって収穫が楽しめます。特にトマトは成長が早く短期間で収穫ができる。特にミニトマトは人気があります。
キュウリ、ゴーヤ
つる性の植物はグリーンカーテンにできます。夏場の強い日差しを遮り、深い新緑の葉が涼しさを演出してくれます。しかも収穫できるので毎日の楽しみもできます。
バジル、ミント、ローズマリー
料理にちょっと添えたり、味付けに使用するハーブ類がベランダにあればとても便利です。ちなみにミントは地植えすると繁殖力が強いため、一面がミントだらけになります。むしろプランター栽培にした方が安心です。
- 強い光を嫌う パセリ、ミツバ、ミョウ
- 弱い光でも耐える コマツナ、シュンギク、タカナ、ホウレンソウ、ミズナ
日陰でも比較的よく育つため、日当たりが限られるベランダでも大丈夫です。
プランター栽培のポイント
用土の調整
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用土の調整って聞くと難しそう(泣)
僕にもできるかな?
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大丈夫。あまり手間をかけたくなければ、市販の培養土をそのまま使用して問題ないよ。
市販の培養土を使う場合
市販の培養土を買ってきてそのまま使用するのが最も簡単です。
ただし、市販の培養土は、水はけが悪いことがあります。そんな時は赤玉土(中粒)を2割くらい混ぜ込みます。
それから、石灰が入っていない場合はの苦土石灰を混ぜ込みます。もし、袋の原材料表示に石灰が記載されていない場合でも土壌pH計が6.0以上なら苦土石灰は不要です。
水はけが悪い場合:買ってきた培養土に赤玉土(中粒)を2割ほど混ぜ込む
苦土石灰が含まれていない場合:20リットルあたり2つかみ(約80g)
自分で用土を準備する場合
自分で用土を準備する場合は、赤玉土(中粒)、たい肥、川砂で混用土を作り、苦土石灰と有機配合肥料を混ぜ込みます。
混合土割合:赤玉土(中粒)6+たい肥3+川砂1
苦土石灰:20リットルあたり2つかみ(約80g)
有機配合肥料:用土1リットルあたり3~4g
畑の土を使う場合
庭の土や畑の土を使う場合は、そのまま使うと粒子が細かくて過湿になりがちです。
一度、軒下などに取り込んで土を乾かし、ふるいで微細土を抜き、赤玉土をたい肥を混ぜ込み混用土を作ります。さらに苦土石灰を混ぜ込みます。
必要に応じて、有機配合肥料を用土1リットルあたり3~4g混ぜ込みます。
ふるいで微細土を抜く
混用土:畑の土に赤玉土とたい肥を2~3割を混ぜ込む
苦土石灰:20リットルあたり2つかみ(約80g)
肥料が必要な場合:有機配合肥料:用土1リットルあたり3~4gを混ぜ込む。
コンテナ栽培で使用した土を再利用
半年以上野菜を栽培したコンテナの土は、そのまま新しい野菜に使用するのは避けてください。
古い用土を自分で消毒して再利用する方法もありますが、ベランダ作業では大変なのでおススメしません。
再利用をおススメしない理由(病害虫のリスク)
病原菌や害虫の卵が残っている可能性があります。これが新しい植物に影響を与えるリスクがあります。
施肥と水やり
施肥
施肥は基本的に露地上の場合とかわりません。
植え付けて3週間から1ヵ月を経過したときに、追肥を与えます。
ただし、プランター栽培の場合は肥料負けしやすいので普通の化学肥料(速効性)ではなく、IB化成やマグアンプK等の緩効性固形肥料か有機配合肥料(緩効性)を使用します。
その後、追肥を施す間隔は2~3週間に1回です。
追肥は同じ場所に置かず、位置をずらします。
肥切れの症状(つぼみの出が悪い、新しく出た葉が小さくなってきたなど)が見受けられる場合は、野菜用の液肥を規定倍数に薄めて与えます。
おススメはハイポネックス原液です。
水やり
実はコンテナ栽培で失敗しやすいのは、乾燥より水のやりすぎです。
特にプラスチック製のプランターは木製に比べて土の乾きが遅くなります。
苗が小さい時は、土が乾きにくいので、水やりが多いと多湿になり、根ぐざれを起こします。
植え付け時にたっぷりと水やりをしたら、土の表面が白く乾くまで水やりは不要です。
活着して元気よく芽が動き出したら吸水も多くなり、乾きが早くなりますが、茎葉がややしおれ気味になった時が水やりのタイミングです。
昼間はしおれ気味になっても夕方、温度が下がってくると立ち直る場合はまだ与えるタイミングではありません。
水やりのタイミングは、春・秋は朝方、夏は夕方に与えます。
昼間に水やりをすると与えた水が高温になって根を傷めることになるため避けるようにしてください。ただし、水やりが不足してしおれ具合が強く、夕方まで待てない時はコンテナを日陰に移し、温度が下がってから水やりをしてください。
おススメのプランター
最近は、おしゃれで高機能なプランターがたくさん販売されています。
デザイン性があるプランターは、ベランダの雰囲気を一変してくれるはずです。
プランターは、お好みで選んでもらえればいいのですが、その中でもチュラルな風合いが魅力の木製プランターはおススメです。
このおススメな木製プランターは、シンプルな長方形・正方形が選べるスクエアタイプで、サイズとカラーバリエーションが豊富なのが特徴です。
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おしゃれなプランターを使って栽培すると、ガーデニング要素が増して楽しくなってきちゃう。
まとめ
①育て方や用途に合わせたおススメの野菜を紹介
- 長い期間収穫したい場合
- 夏場にグリーンアーテンにしたい場合
- 料理でハーブを使いたい場合
- 日陰になりやすいベランダでも栽培したい場合
②用土の調整の仕方
③施肥は植付け後1ヵ月ほど、その後は2~3週間に1回
④水やりのタイミングは、春・秋は朝方、夏は夕方。ただし、やりすぎに注意!
プランター栽培は、限られたスペースでも手軽に始められるガーデニングの方法です。
まずは調整された培養土とプランターと苗を買ってはじめてみましょう。収穫できるようになれば、新鮮でおいしい野菜を毎日食べることができます。
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難しく考える必要はありません。
簡単に始められるので、ぜひ挑戦してみてください。
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