夏野菜の「ナス」!
麻婆ナスや天ぷらなど、旬のナスはどれも美味しいですよね。
そんなナスですが、栽培する時に一緒に植えることで病気や虫よけ効果を発揮してくれる野菜をご存じですか?

実は、ナス栽培においてコンパニオンプランツとして近くに混植するだけで、様々な効果を発揮してくれる野菜は多く存在します。
今回はその中でも厳選した3選を紹介します。
- ナス × パセリ
- ナス × ショウガ
- ナス × ニラ
記事では、これらコンパニオンプランツの効果について詳しく紹介します。
この記事からわかること

ぜひ最後まで読んでください
おススメのコンパニオンプランツ3選
ナス栽培におススメのコンパニオンプランツを紹介します。
ナス × パセリ

パセリは、ナスの株元に植えます。
ナスは草丈が高く、日当たりを好む一方で、パセリは日陰を好みます。混植で限られたスペースを有効活用します。
【害虫防除】
パセリが放つ独特な香りで、ナスを食害する害虫を防除する効果があります。一方でナスがパセリにつく害虫も防除しています。
- ナス:ヨトウムシ、テントウムシダマシ、アブラムシなどを防除
- パセリ:キアゲハなどを防除
【水分の保持効果】
草丈の低いパセリが、ナスの株元で繁茂ことで地表の過度な乾燥から守る。
- 虫よけ効果
- 水分の保持効果
ナス × ショウガ

ショウガは、ナスの株元に植えます。
真夏の強い日差しが苦手なショウガをナスの日陰※をうまく利用して栽培します。
※ショウガは、半日・半日陰で生育する作物なので一日中、強い日照を避けてください。
【害虫防除】
お互いに害虫による食害を防除する効果があります。
混植することで、成虫が嫌がり、産卵のため飛来しにくくなり、被害を抑えられます。
- ショウガ:アワノメイガによる食害を防除
- ナス:フキノメイガによる食害を防除
【病気の発生を抑える】
ショウガが持つ強い殺菌効果が高い作物であり、ナスの病気発生リスクが軽減されます。
【水分の保持効果】
ショウガの浅根、一方でナスは深根です。ナスが地中深くから水分を吸い上げることで、ショウガも水を吸いやすくなります
【肥料の過剰障害の軽減】
土壌に含まれる有機物は分解するにつれ、アンモニア態チッ素から硝酸態チッ素に変化していきます。
アンモニア態チッ素 ⇒ 硝酸態チッ素
- ショウガ:アンモニア態窒素を好む
- ナス:硝酸態窒素を好む
先にショウガがアンモニア態窒素を利用するので、肥料の過剰障害が出にくくなります。
- 虫よけ効果
- 病気の発生を抑える
- 水分の保持効果
- 肥料の過剰障害の軽減
ショウガの種生姜を紹介します。
こちらは生姜専門店【GINGER FACTORY】が販売されている商品です。
たくさんのショウガ商品を販売しているほか、時期になると種生姜が販売されます!
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ナス × ニラ

ニラは草丈が低く、ナスの株間に植えることで、限られた空間を有効に利用できます。
互いの成長を邪魔し合わないため、効率的な栽培が可能です。
【ナスの病気予防】
お互いの根を絡ませるように植えることで病気※を予防します。
※ニラの根には、拮抗菌が共生しており、抗生物質を出しています。これにより、ナスの土壌病害として有名な半枯病などを抑えることができます。
【虫よけ効果】
ニラの葉に含まれる強い香りは、虫よけ効果があります。
- ナスの病気予防
- 虫よけ効果

ニラの混植は、トマトやピーマンなどのナス科の野菜でも応用できます
まとめ
- パセリ(虫よけ効果、水分の保持効果)
- ショウガ(虫よけ効果、病気の発生を抑える、水分の保持効果、肥料の過剰障害の軽減)
- ニラ(ナスの病気予防、虫よけ効果)
最後まで記事を読んでくれてありがとう!
ナスと好相性!おススメのコンパニオンプランツ3選を紹介しました。
紹介したコンパニオンプランツは、ナス栽培にとって役立つ効果を発揮してくれます。
パセリやニラはとても育てやすく、気軽に始めることができると思います。

ぜひ、ナス栽培で試してみてください。