プランター栽培で使った土はどうしていますか?
捨てるのはもったいない!
プランター栽培後の土はリサイクルできるんです。
でも、何もせずそのまま使うと病害虫が発生してしまうので、土を消毒しなければいけません。
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『消毒』と聞くと難しく聞こえる!
わかりやすく教えてね!
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大丈夫!心配いらないよ。
しっかり解説します!
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『消毒』とは、太陽の熱で土を加熱して病害虫の元を除去します。
そこで今回の記事では、プランターの土を消毒して再利用するための5つの手順や注意点を詳しく解説したいと思います。
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さあ、一緒にエコなガーデニングを始めましょう!
この記事からわかること
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ゴミも減るので環境にやさしい取り組みだよね
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再生させるメリットとデメリット
いいことばかりに目を向ける訳にはいかないので、土を再生して使用する場合のメリットとデメリットを整理します。
メリット
コスト削減: 新しい土を購入する必要がなくなるため、コストを削減できます。
環境保護: 土を再利用することで、廃棄物を減らし、環境への負荷を軽減できます。
デメリット
病害虫リスク: 土に病原菌や害虫が残っている場合、後作の野菜に悪影響が出る。
連作障害リスク:同じ野菜を作り続けることで野菜の生育に悪影響が出る。
手間がかかる: 古い根やゴミを取り除き、堆肥や有機物を混ぜるなどの手間がかかります。
デメリットにある『病害虫リスク』は、リサイクル手順で軽減できるので心配ありません。
また『連作障害リスク』は、プランター栽培に限った話ではありませんが、輪作の考え方を取り入れて回避します。
確かに手間はかかりますが、新しく土を購入するコストに比べたら大した手間ではありません。
社会貢献にもなりますので、土をリサイクルする意味は、メリット > デメリット です!
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ただ捨てちゃうのはもったいないよ
手間がかかるけど一緒にやろう!
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土を再利用する5つの手順
準備する物
- ビニールシート(またはトロ舟)
- 大きめのスコップ
- 黒のビニール袋
- 腐葉土(適量)
- 苦土石灰(適量)
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【5つの手順】
- ビニールシートに広げ、大きめの残留物を取り除く
- ふるいにかけ、小さな残留物を取り除く
- 黒いビニール袋に入れ、日照で消毒する
- 腐葉土を加える
- 苦土石灰を加える
古い土をビニールシート※に広げて、大きめの残留物を取り除きます。(鉢底石、古い根、枝や葉、肥料カス、大きめのクズなど)
※個人的にはトロ舟を使うと混ぜやすいです。保管に場所を取りますが、家庭菜園の作業ではメッチャ便利です。
ふるい(5mm~7mm)にかけ、小さなクズを取り除きます。
ふるいにかけた土を黒いビニール袋に入れ、日当たりの良い場所に1ヵ月ほど置いて消毒します。
- 注意1:ビニール袋は日照がまんべんなく当たるように位置を入れ替える。
- 注意2:病害虫が発生した土は、事前に熱湯消毒しておくと効果的
十分に消毒できたら、全体の1/4を目安に腐葉土を加え、よく混ぜ込み、さらに1週間ほど寝かせます。
苦土石灰を土の表面が白くなる程度に混ぜ込み、半年程度寝かせます。
その後は、プランター栽培の土として野菜を栽培してください。
※連作障害に注意!!
ウリ科(ゴーヤ、キュウリなど)やナス科(ナス、トマト、ピーマンなど)の栽培後の土は、同じ科の野菜を育てると連作障害を起こしやすいため、ユリ科(ネギ、ニラ、タマネギなど)を植えると障害は出ず、プランター栽培ができます。
連作障害について興味がある方は過去記事も合わせてご覧ください。 ・トマトの連作障害!前作に相性が悪い野菜 ・成長不良を未然に防止!『作付け計画』×『輪作』×『混作』で美味しい野菜を持続的に作り続ける方法
まとめ
- ビニールシートに広げ、大きめの残留物を取り除く
- ふるいにかけ、小さな残留物を取り除く
- 黒いビニール袋に入れ、日照で消毒する
- 腐葉土を加える
- 苦土石灰を加える
※連作障害を回避するため、必ず前とは違う野菜を栽培してください。
最後まで記事を読んでくれてありがとう!
新しい土は値段がどんどん高くなってきています。この機会に土のリサイクルに取り組んでみませんか?
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一緒に取り組みましょう!
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